こんにちは
大阪市中央区 本町 にじいろ鍼灸整骨院です
冬の食養生
冬は寒の季節です。臓腑との関わりは、「腎」に属します。
冬は温かいものを
食し、腎を養い、精力(生命力)を失わないようにしましょう。
日本では鍋物を頻繁に食べて、からだを温める算段を日々実践していきます。
・精を補うものとして、山芋、えび類、くるみ
・日常食の穀類(五穀・雑穀類)をしっかりとりましょう。
睡眠について
冬は寒さにより夏よりも多くエネルギーを使うので
他の季節よりも少し早く眠り、少し遅く起きましょう。
冬の生活は、「早く寝て、ゆっくり起きる」を実行しましょう。
ただし、長ければ長いほどよいというものでもなく
ほどほどが大切です。
「十分に休息できた」という感覚を大切にしながら
季節ごとに自分に適した睡眠時間を見つけてください。
また、冷えがあると寝つきにくくなり
眠りの質も低下します。
体の表面が温まり、手足がポカポカして
手足から熱が放散されると深部の体温が下がります。
これがスイッチとなり、眠気は起こります。
寝る前に38〜40℃のぬるめの湯に浸かるなど
体を温め、ぐっすりとよい睡眠ができると思います。
腎を養うためには、豆類を食しましょう。
・食養では小豆と黒豆をよく使います。
昔から使われているのは、「ヤンノー」です。
小豆を陽性にするために、少し炒ったものを粉にし
20分ほど
よく煮て飲むとからだが楽になります。
冬は軽い運動で体を温めよう
運動をして汗をかくと「気」の巡りがよくなり
体内の老廃物を排泄する効果もあります。
ただし、冬は「蔵」する(活動を避け、蓄える)季節。
汗をたくさんかくような活発な活動によるエネルギー消耗を避けて
蓄えることを第一にゆっくり過ごしましょう。
何もせずにじっとしていると
冷えはひどくなりますので、ストレッチや
軽いウォーキングなど
ほどほどの運動で体を温めることをおすすめします。
冬の養生は春への備え
東洋医学の古文『黄帝内経』には「冬傷於寒、春必温病」とあり、
冬に「寒」の傷害を受けると、春に病気を引き起こすとしています。
人と自然界とは互いに影響し合っている
という「天人相応」の思想から、四季の変化に反することは
病気の原因になると考えられてきました。
冬は特に体の冷えに注意し、元気に春を迎えましょう。
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